ブログの活用法を記事にしました。

II-14. 【新人】通訳ガイドの動線ナビ:江の島

動線Navi

江の島へ到着するまで

鎌倉から江の島へ行く場合は、
スムーズに江の島に辿り着けるかどうかが第一関門です。

具体的な見学場所の確認

江の島で見るべき具体的な場所を、ツアー前に確認しておきます。

  • なんとなく江の島の風景だけでいいのか
  • 江島神社と契約に明記されているのか
  • 江島神社ならどの社殿までが必須なのか
  • 江の島散策で立ち寄るべき場所はどこか
    以上を細かく確認しておかないと、動線を決定できません

江の島へ辿り着ける場合

渋滞なく江の島へ到着し、予定通りに見学できれば全く問題ありません。

やっと辿り着いたが、時間制限が微妙な場合

繁忙期など、渋滞を切り抜け、
なんとか橋を渡って江の島へ辿り着けたとしても、
駐車場が満車でバスを停められないことがあります

せっかく江の島まで辿り着きながら、
そのままバスで戻るわけにもいきませんので、
ドライバー様に、僅かの間でも駐車できる場所まで進んでいただき、
短時間でも降車して写真を撮れるようアレンジします。

このような場合、ツアーの契約が「景色が見られれば良し」
という内容なら、ぎりぎりセーフではありますが、
これで安心はできませんので、
江の島での滞在時間も含めて実際の状況をツアー担当者にお伝えします

実際に、そのような事態に遭遇したら、
ガイドは勝手な判断をせず
ツアー担当者に状況やお客様の雰囲気などを報告のうえ、
実際の対応指示を仰ぎます

細かい話ですが、たとえばワンドリンク・サービスの場合でも、
必ず「予算」が漏れなくオマケについてきます。
「〇〇〇円以下の飲物を選んでください」と直接的には言いにくいので、
スムーズに、代替案とする方法と表現を協議します。
その場合は、ドリンクメニューを出さないようにしていただく、など、
食事店様とも事前に打合せをして協力していただきます。
関連記事:【オペレーション編】19.ツアー直前の準備

江の島のあと小田原駅へ向かう場合

鎌倉から江の島までの道は、渋滞するとなかなか進みません。
江の島散策のあと、小田原から新幹線に乗るというのに、
江の島で迷子が出たら、目も当てられません。

言いたくはありませんが、迷子厳禁!です。
必ずガイドと一緒にいること、
迷子が出ても、ある時間になったら出発しなければ、
全員が新幹線に乗れないことになり、行程に重大な影響が出るので、
迷子が出ても、何時何分までしか待てない、
ということも言います。

こういうことを言うと、優しくないのね、と言う人がいるものですが、
注意喚起しなければ、しないで、ガイドの責任になるのです。

公共交通機関利用には、ガイドが、かなり神経を使います。
不都合が発生しても、ガイドは事前に注意喚起をしたことを、
周知させておく必要があります。
このようなことに関しては、自分自身を守ることが先決です。

民族・国籍に関係なく、トラブルメーカーは屁理屈の天才であることを、
けして忘れてはいけません。
江の島のあと、小田原駅から新幹線で移動する場合は、
絶対に遅刻できませんので、時間配分が超優先事項となります。

江の島から小田原駅まで、約1時間必要です。
バスが小田原駅バス駐車場に到着してから、
全員降車、荷物を出し、ガイドが忘れ物がないかを点検し、
駅構内へ向かい、お手洗いタイムを設けたあと、
全員揃って改札を通過するまでに、けっこうな時間がかかります。

繁忙期でなくても、鎌倉から江の島までの道路の渋滞により、
江の島を見られない場合の行動と対策について、
必ずツアー前に確認しておきます。

江の島へ行けない場合

江の島のあと小田原から新幹線に乗る場合、渋滞がひどければ、早めに江の島を諦め
代わりに小田原城に行くこともありますが、すべて残り時間次第となります。

鎌倉から江の島まで進むのにひどい渋滞に巻き込まれた場合、
そこから小田原駅までも、相当混雑していると考えるべきです。

筆者は、そのようなケースに遭遇したことはありません。
なぜか、そこそこ渋滞にあっても、ぎりぎりセーフで
江の島を見学できてしまうことばかりでした。

江の島の代替案-小田原城

江の島の代替案として小田原城へ行く場合、最大限に効率のよい動線を考えないと、
迷子などが出て新幹線に間に合わなくなると本末転倒です。

小田原城へ下見に行く場合は、本来の見学の場合と、
時間に制限があり、最大限に効率を優先する場合など、
代替案となる場合の動線も確認してください。

小田原駅から新幹線—ひかり号!【要注意】

渋滞があまりにもひどければ、江の島無し、小田原城も無し、
となってしまうこともあります。
—そもそも、なぜこんな行程を考えるのか不思議ですが—
小田原から新幹線に乗る場合は、ひかり号に乗車します。
ひかりは1本逃すと早くて30分、遅ければ1時間後になり、
そもそも団券なので変更できません。
個札だとしても変更する時間的余裕はないでしょう。
指定の新幹線に乗れなければ、その後の行程が大幅に狂います!

行程変更となる場合

最悪の事態までも想定して、ツアー前に、
担当者から優先順位にしたがって指示を受けておくことが肝心です。

どうにもならない事情の場合は、行程の変更があり得ることは、
ツアーのパンフレットにも記載されているはずですが、
行程変更は重大事項になるため、
あらためてお客様に事情を説明し、ご了解いただくことが肝心です。
江の島も見られず、小田原城へも行けない場合は、
別などこかで何かに振り替えをすることになります。
同等の予算で行けるところにすることが多いのですが、

団体ツアーは、行程が時間ギリギリに組まれていますので、
訪問地を増やすことは、きわめて難しく、
夕食時のドリンク1杯サービスになることが多い印象ですね。

お客様から振替についてリクエストがある場合も、
担当者にお伝えし、そのうえで指示を受けます。

江の島へ問題なく到着できた場合

橋を渡ったあたりで降りられることもありますが、駐車場での乗降が基本です。
バス降車前に、階段と坂道が多く足元が悪いので注意するようご案内します。
江島神社のサイト
エスカー情報

江島神社までの参道は坂道、
鳥居からは、段差の高い石段が100段以上あり、大変です。
登りは、エスカーというエスカレーターがありますが、
ツアー料金に含まれているかどうか、
含まれている場合は、第3区間まで利用可能かどうか、事前確認。

エスカー利用可の場合でも、歩いて登りたい人も中にはいます。
エスカーの料金区分には、江島神社辺津宮まで、
さらに上まで行く第2区間目、第3区間目と3段階あり、
それぞれに料金が異なりますので、要事前確認。

3段階目頂上部までの階段は254段あること、
帰りは、徒歩になることを必ず事前にご案内したうえで

エスカーに乗らないという人がいれば、乗る人の分だけ切符を買います。
—これが、全部歩く、という人が必ずいるんですよ—
いずれにしても、登りはエスカーを使えますが、下りは徒歩のみです。
このことまで、必ずバスの中でご案内をしておきます。

足腰の悪いお客様

行程や時間に応じて、帰りの道路状態や階段状況を説明し相談します。
それほど厳しい悪さでなければ、登りはエスカー利用で大丈夫、
帰りは、時間に余裕がある行程なら、
階段のない坂道を歩いてこれるので、何とか大丈夫なことが多いです。
時間に余裕がない場合は、中津宮まで行き、展望台から景色を見て、
折返し、行きの道の近くにある階段を降りて来ることになります。

足腰の状態がかなり厳しい場合は、江島神社前迄の商店街で散策し、
時間を決めて集合にすることもあります。

出発

朱の鳥居をくぐり左手に、エスカーの乗場があります。
ここで、エスカー利用希望者と、階段で登るグループに分けます。
階段を登るグループは、竜宮城を思わせる瑞心門をくぐって登り、
両方のグループは、辺津宮前で落ち合います。

エスカー乗車券:最終区間まで紛失しないよう注意喚起

切符系をお客様に持たせる場合は、必ず「無くさないよう注意喚起」します。
それでも、失くしたと騒ぐ人がいるものです。。。

辺津宮

エスカーから出るとすぐに、銭洗い池・財天黄金浄水。
ゲストにとっては、エキゾチックでフォトジェニック。
人が少なく、時間に余裕があれば、立札の内容を訳すとウケます。
いつも混雑していますので、手際よく誘導し、手短に説明。

辺津宮正面に向かって右側に、茅の輪があり、
その向こうに御朱印所があります。

多くの場合、追加料金が発生するお宮の見学は入っていません
江島神社は、弁財天が有名ですが、奉安殿にはほとんど行きません。
拝観希望者には、入場料が自己負担になることを説明のうえ、
素早く見ていただきます。
実際に、そこまでして拝観を希望する人は、まぁ、いません。

辺津宮から左手に進み、御神木、絵馬、を説明。
このあたりで、写真タイム。
頃合いを見計らって次へ進みます。

第2乗場と中津宮

辺津宮を出てお花畑を通り、エスカー第2乗場の向かい側の
展望台に立ち寄り、お天気がよければ、ここで少し写真タイム。
中津宮へ向かいます。
 

江の島頂上へ

普通の団体ツアーでは、サムエル・コッキング苑へは入りません。
サムエル・コッキング苑向かいの展望台から天気がよければ富士山が見えます。

展望台から景色をみたら、奥津宮へ向かって歩き、
左に江の島大師を見ながらさらに直進、
「山ふたつ」で地形の説明、さらに直進します。

帰り道【下り】

江島神社の3つめの社殿である奥津宮まで行ける時間の余裕がある
ツアー構成は、珍しいのではないでしょうか。
私が経験したツアーでは、山ふたつを過ぎて少ししたところから、
戻っていました。

下りはじめる場所

左側に中村屋、右側に中村屋本店喫茶、とある場所から右折して、
エスパーの切符売場がある江島神社入口を目指して戻ります。

右折する小路の角に、直進方向が「奥津宮」の標識がありますが、
「道」というより、人様の軒下というほうがふさわしい小路ですから、
初めて行くと不安感はぬぐえません。
下見に行く余裕がなければ、グーグルのストリートビューで、
その曲がり角は見ることができます。

中村屋本店喫茶の軒先を通り、そこから降りたあと、奥の階段を登り、
あとは1本道をずっと辿ると、江島神社入口(階段下)に辿り着きます。
エスカー切符売場近くにお手洗いがあるので、ご案内します。
このルートは、階段はほとんどなく、坂道で舗装されているので、
足腰の悪い人も、普通は問題なく歩けます。
ただ、よく落葉が散らばっており、濡れていると滑りやすいので注意喚起。
平坦ではなく坂道なので急がせないように歩きます。

下りはじめる場所-2

そこまでの時間すらない行程の場合は、
中津宮へ行く余裕があれば行き、
その時間もなければ、エスカー2区の向かいの展望台から、
来た道を戻ります。
辺津宮へ入る手前の下り階段から降ります。

この階段を降りたところにお手洗いがあります。
その後の予定がどこであっても、念のためにお手洗いをご案内。

江の島が含まれる場合は、ことのほか、時間を読み、
前後の行程との調整に氣を遣うことになります。

次回は、箱根へ向かいますよ。
明後日になってしまうかもしれません。

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