ブログの活用法を記事にしました。

II-6. 【新人】通訳ガイドの動線ナビ:明治神宮、原宿・表参道、渋谷

動線Navi

明治神宮

毎度のことですが、主なガイディングはバスの中で済ませます。
現地では、既に説明済のことについて、
「あれが(さっきお話した)あれ」と言う程度で済むようにします。
明治神宮のサイト
欧米系言語の方は、英語ページから翻訳するほうがラクです。
それもメンドクサイなら、自動翻訳をどうぞ:Deep L
参考記事:オペレーション編:28. 旅の情報と注意事項(2)

駐車場から参道へ

専用車で行く場合は、北参道の参拝者駐車場に入ります。
本来の参拝は、一の鳥居から入りますが、それとは真逆方向からの順路になります。
団体の場合、バスが一の鳥居の横の道から進む場合は、
通りすがりに一の鳥居が見えますが、
直接、北参道から境内に入った場合、一の鳥居を見ることはありません。

以前は、フォレストテラスの南側にあった駐車場を利用することが多く、
そこへ行くのに、たいていは一の鳥居を見ながら進めたのですが、
その駐車場はなくなってしまいました。

バスを降りる前に、はぐれたらバスに何時何分に集合と、
最終的な集合時間と集合場所を確認します。
バス駐車場を抜け、広い参道に出たところで、
帰りに、ここを通り過ぎないよう、注意喚起します。
バス駐車場戻るときに右折し忘れて通り過ぎ、迷子が出るスポットです。
明治神宮境内地図

参道を南下

駐車場から参道に出たら左へ進み、次の角を右へ折れると拝殿です。

本当に時間がない場合【例外的措置】

そのまま拝殿へ進んで見学、そのままバスに戻る。
このルートは、何等かの事情で本当に時間がない場合限定です。

一般的な見学順路

参道を南下し(駐車場を出て左へ進んだまま)、
ご本殿への道は右折せず通過して、二の鳥居へ向かいます。

二の鳥居

二の鳥居の説明。
ここで、写真撮影に夢中になるので、しばし待つ。
なにはともあれ写真撮影に夢中になるのは、どこでも同じ。
そんな時に説明をしても無駄なので、少し落ち着いてから説明するといいのですが、
イヤホンガイドを付けている場合は、時間節約も兼ねて、
同時進行でガイディングします。

酒樽とブルゴーニュワインの樽

多くのゲストにとって、神社仏閣もテーマパーク的感覚しかありませんので、
明治神宮のハイライトは、酒樽とワイン樽である、といっても過言ではありません。

 

 

 

 

 

圧巻の酒樽コレクションは非常にインパクトが強く、
さらに、向かい側に並ぶブルゴーニュのワイン樽の威力も加わり、
写真タイムが長引きます。

日本酒については、お清めとしての日本酒、神社と日本酒など、
ここでは「文化としての日本酒」について説明します。
お客様の7割が写真を撮り終えたら(そうしないと進まないので)、
来た道を引き返し、二の鳥居を一礼し、正中を避けて進みます。
なぜ台湾の木が使われているのか?
このスケールの檜の無垢材がもう日本にはないから、だそうです。
二の鳥居は、初代も台湾からもってきた木だったそうです。

秋には、二の鳥居を過ぎた右側に、菊の展示が行われます。
そこでまた観察+写真になりますが、少し付き合います。

突き当りを右折。
ここが、おめでたい末広がりの88度になっているということは、
漢字の「八」の形が分かっていることが前提となるため、
欧米人ゲストには、あまり説明しません。
FITなら、紙に書きながら、漢字のことも含めて説明できます。
団体の場合、このあたりでもう、かなりバラバラになっており、
イヤホンガイドがあっても、写真を撮るのに夢中で、
話など聞いてない人のほうが多くなります。

手水舎

明治神宮の手水舎は、場所も沢山あり、新しい水も流れており、
あまり混雑しておらず、荷物置台もあるので、やりやすいです。
お清めの仕方を説明しながらデモンストレーションをします。
「ぜひみんなで、やってみましょう」と促すと、みんな参加します。
お清めをしているところを、お互いに写真を撮り合ったりして、
神社参拝の良い記念になるようです。
手水舎の向かい側にあるのは、祓舎。

三の鳥居から

一礼して三の鳥居をくぐると、右手にお札などの授与所を説明。
引続き、ご本殿の門をくぐると、
一連の写真撮影モードになるので、しばし待ちます。

門近くに集団でいると、他の方々の迷惑になるので、適当な場所まで進み、
左手前方の夫婦楠、右手の楠を説明。

拝殿

ご本殿へは入れません。
手前の拝殿から参拝いたします。
拝殿は、階段上からの撮影は禁止です。

写真撮影禁止のマークを見ても、
≪見なかったことにして≫撮影をする人もいますが、
係員から注意されます;ガイドが怒られますので要注意。
神社仏閣はもちろん、他の場所でも、勝手に植物の葉っぱをとったりするなど、
言語道断です。ガイドが見てないと、何をやりだすか分からない人がいます。
こんなこと、言うまでもないことですが、ゲストのレベル次第では、
いちいち、アナウンスをする必要がありますので、適宜ご対応ください。

結婚式に遭遇した場合

土日祝日は、高い確率で結婚式に遭遇します。
日本の結婚式のお行列を見た瞬間、みなさん舞い上がってしまい、
ひたすらシャッターを切り、何を言っても耳に届きません!
だいたい、自分のグループのゲストがどのあたりにいるかを目で追うこと。
散らばってしまいますが、問題ゲストを追うと効率的です。

土日祝日に明治神宮へ行き、
結婚式に遭遇する外国人団体旅行客の行動を見ておくと参考になります。
御親族の集合写真の場所まで押しかけてしまうなど、
考えられない行動に出る人もいますし、
とにかく迷子を出さないよう、ガイド棒を高めに持ち目立つようにします。

夫婦楠

良い伴侶を見つける祈りの場だと言うと、
「ぜひお祈りしたい」という人がいることがあります。
参拝方法を丁寧にサポートしてあげましょう。

絵馬

明治神宮の絵馬は、様々な言語で書かれています。
願事は他人に読まれると叶わない、ということを知らない人が多いですね。
そのことも併せてご案内すると、ご丁寧に、
絵馬をひっくり返しはじめる優しい人もいますが、
既に手遅れであることも理解してもらう機会です。

絵馬を書きたい人がいたら、よほど急いでいないかぎり、
せっかくの機会を丁寧にサポートしてください。

帰路

帰りは、拝殿に向かって右手から出て直進、
左手に車祓舎がありますので、
日本では、自動車もお祓いすることも忘れずにガイディング。
突き当り右手にお手洗いがあります。
お手洗いは駐車場にもあります。
そこから直進、突き当りを左折して直進、
次の角を右折してバスに戻ります。

この右折箇所を見逃して直進してしまい迷子が出やすいので、
ガイドが立って誘導すると安心です。

公共交通利用で行く場合

原宿駅が新しくなり、JRからもアクセスが楽になりました。
まずは、一の鳥居前で写真タイム。
鳥居(鳥居の説明、自然色である理由)、菊の紋章、正中を避けること、
玉砂利を踏みながら歩く意味を説明。

一の鳥居前での説明は、みなさん真面目に聞くんですよね。
そういうパワーでもあるのでしょうか。

疲れてしまった人、足腰が悪くて歩きたくない人などは、
一の鳥居前のカフェで待つこともあります。
全員が順調だと思っていても、
カフェをみたとたん「あそこで待ってる」と言い出す人も出てきます。
電車で行く場合は、一の鳥居から入り、
同じルートで戻ってくるので心配はいりません。
だいたいの戻り時間と、何かあった時の連絡方法は確認しておきます。

一の鳥居から出発

一の鳥居をくぐり、橋を渡ると右手に酒樽が見えてきます。
ここまでが、かなり距離あります。

氣候の良いときは気持ちのよい散歩路ですが、大雨だと大変です。。。

酒樽から先は、バス駐車場からの順路と同じですが、
原宿駅から行く場合は、拝殿前から同じルートを戻ってきます。

原宿・竹下通り

明治神宮は、原宿、表参道とセットで行程が組まれることがほとんどです。
明治神宮へ専用車で入ったら、帰りも同じ車両で出なければいけません。
つまり、明治神宮から徒歩で原宿や竹下通りへ移動することはできないのです。

注意事項

明治神宮出発前に、必ずお手洗いを済ませるようご案内します。
理由は、次に、お手洗いに行ける場所がかなり先になるからです。
特に、竹下通りでは、お手洗いはないとご案内しましょう。
喫茶店などに入り、飲物を注文しても、
お手洗いが混んでかなり時間がかかる可能性があります。
大き目の店舗でも「お手洗いはありません」と掲げているところもあります。

原宿・竹下通り散策

バス降車場所

行程が「原宿」となっている場合、メインは竹下通りといってもいいくらいです。

念のため、「原宿」の定義が異なる場合もありますので、
必ず、ツアー担当者に確認してください。

行程に「竹下通り」と書かれていれば、その通り、竹下通りを歩きます。

多くの場合、「原宿・表参道」とセットになっていますが、
「表参道」の定義もツアー担当者に確認することが必要です。
ツアーによっては、表参道を246にぶつかる地点まで、
フリータイム無しで歩く、というプランもあるようです。

JR原宿駅竹下口で降車できるといいのですが、そうは問屋が卸しません。
多くの場合は、明治通りの東郷神社近くに止まり、
明治通りから竹下通りに入り、原宿駅の竹下通り口から折返すことになります。
基本ルート、100円ショップのダイソーさんがある場所を、ご案内します。

ガイドは、お客様の動向を見ながら、JR原宿駅の折返し点に早めに行き、
竹下通り入口のネオンサインの写真撮影へ誘導し、
その後の集合場所と時間を再度ご案内します。

竹下通りには、チープな物しかないと私はお伝えしてます。
あまりそういうことは言わないほうがいいのでしょうが、
実際にそうですし、時間を守ってもらうことにもつながります。

竹下通り散策のあと、表参道まで歩く場合、
竹下通りの明治通り側で一旦集合します。
お手洗い希望者がいたら、表参道方面へ徒歩移動し、
明治通りと表参道の角の東急のビルの何階かへ上がって
お手洗いを借りることができますが、かなり並んでいます。
オリエンタルバザールにも1か所あるようですが、アテになりません。
表参道ヒルズのお手洗いあたりが、最も無難でしょう。

表参道

竹下通りから、表参道へ散策しながら徒歩移動ことになります。
表参道の本来の役割を説明。

オリエンタルバザーは、行程に入っていることもあります。
日本的なお土産は、オリエンタルバザーでかなり揃います。
必ずしも「Made in Japan」ではない商品もあることもお伝えします。
オリエンタルバザーでお土産を買う人が多いので、このへんでフリータイム。
子供、孫用のお買物は、キディランドもご案内できますね。
お客様が買いたい商品が、どのへんにあるか、わかる範囲でご案内。

お買物しない方には、裏道散歩や、
東急ビル、Dior、表参道ヒルズなどの建築などの建築散歩をお薦めします。

集合場所とバス・ピックアップ

フリータイムにする前に、集合場所と時間を決めます。
わたしは、オリエンタルバザー前を集合場所にしています。
バスは、その時の道路状況でどこに停められるか分かりません。
フリータイム開始時、集合時間を決めたら、一旦ドライバー様に連絡します。

この場合、バスは回送になりますから、
全員が集合するのを待ってからドライバー様に連絡するのでは遅いため、
基本、集合時間に迎えに来ていただけるものとして調整します。
いがいと、オリエンタルバザーの周辺か、回送の道順によっては、
向かい側の表参道ヒルズあたりに停めていただけます。
そのあたりに、やたら車が停まっている場合は、
ドライバー様から連絡がありますので、お客様へ事情を説明のうえ、
指定された場所へ移動します。

渋谷スクランブル交差点

渋谷のスクランブル交差点は、世界で一番有名な交差点になっているようです。
バスをどこに停められるかは、その時によります。
道玄坂の少し上で降りて、そこから徒歩で往復するか、
渋谷駅ガード下に停められる場合は、短い間しか止められないので、
超特急で交差点を2度ほど渡ったらバスに戻らないといけません。

多くの観光客が交差点中央あたりで、写真をとっていますが、
信号の時間はギリギリなので、青のうちに渡り切るよう注意します。
ガイドと一緒に、3回くらい、ナナメに渡ります。
時間に余裕があれば、JRから井の頭線への通路へあがり、
2Fや3Fから見下ろすアングルで写真を撮ることができます。
ガラスにワイヤーが入っているのが邪魔臭いと言うゲストもいますが、
そもそも、観光客用に作られたものでもなく、観光客用スポットでもありません。
とにかく、上から見下ろせると喜ばれます。

その通路には、岡本太郎の壁画があります。

公共交通を利用する場合は、スクランブル交差点を何度か渡ったら、
井の頭線への通路へあがり、2F、3Fから交差点を俯瞰したあと、
銀座線で次へ移動するプランも可能です。

渋谷でフリーランチの場合、マークシティのレストラン街へお連れして、
集合場所と時間を決めるのも便利です。

次回は、都庁へ行きます。

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