ブログの活用法を記事にしました。

II-12. 【新人】通訳ガイドの動線ナビ:鶴岡八幡宮

動線Navi

東京方面から鎌倉へ向かう場合

横浜を抜け、景色が単調になってきたら、
鎌倉についてのガイディングを始めます。

朝比奈を抜けると、金沢街道を進むと左手に墓地が見えます。
実際に目の前に見えているものは、興味も乗りやすいので、
ここで一旦、お墓・埋葬関係について少しお話します。

道路沿いに見える鎌倉霊園の一部は、上のような伝統的なお墓ではなく、
近代的な横置きタイプが多いので、それが一般的ではないこともお話します。
ツアーのどこかで、普通の伝統的なお墓を垣間見る機会があります。
【お墓・あの世系のトピック】

    • 日本では、99%が火葬
    • 土地が狭いという事情
    • 衛生対策として火葬が義務化されたこと
    • お寺様のお墓、自治体経営のお墓
    • お値段、建て方
    • お盆・お正月・お墓参りなど
    • 檀家制度
    • 戒名
    • 卒塔婆

ゲストが特に興味を持つことは、
お墓の購入方法、価格、維持管理などです。
ここで、お墓系の話題に深入りはしません。
理由は、次の訪問地のガイディング時間が足りなくなるからです。
 
東京から鎌倉へ向かう場合、
最初の訪問地である鶴岡八幡宮の三の鳥居が見える前に、
ご案内して写真撮影のスタンバイ。
土地感がなければ、スマホに地図を出して確認しつつご案内
正面の信号が赤でバスが停まっていられるといいのですが、
青信号だとスムーズに通過できてしまいますので、
タイミングが遅れないように。

鶴岡八幡宮

鶴岡八幡宮ホームページ

駐車場-1

オススメは、ご本宮裏にある参拝者駐車場。
お手洗いもあります。
箱根方面から鎌倉を観光し、鶴岡八幡宮のあと東京へ向かう場合は、
必ずお手洗いに寄りましょう。
鶴岡八幡宮境内のお手洗いよりも、こちらのほうがお薦め。

駐車場-2

薔薇園(そうびえん)
鶴岡八幡宮に向かって左の、横浜鎌倉線沿いにある有名な駐車場。
ここで乗降の場合は、北鎌倉方面へ進み、
必ず押しボタン式信号を押して、横断歩道を渡ること。
繁忙期は、事前に電話をして空きがあるか確認すること。
その場合、ドライバー様からお電話していただくとスムーズなことが多いので、
ドライバー様に様子を聞き、相談しながら催行。
—電話対応が怖くて、慣れない新人ガイドだとビビる可能性があります。—
この駐車場には、お手洗いはありません。

鶴岡八幡宮参拝の注意

階段の段数が多いので、足腰の悪い人はどうするか、
バスを降りる前に、グループを分けておきます。

どちらの駐車場で降りた場合でも、車のお祓い所の鳥居から入る。
車のお祓い場所について、説明。
東京から鎌倉へ移動した場合は、車のお祓い場所は、はじめて見ると思います。
関西から関東へ向かってきた場合、春日大社などで見ていたら、
それをリマインドしながらコメント。
FITなどで、正面の鳥居から境内に入れる場合は、
参拝の順序として正面の階段を登る場合、61+4段あります。

【いい伝え】階段を登る前に願い事を決め、無言で61+4段を登ると叶う。

正面の階段を下から上る場合は、これをご案内できます。
横から入っても、ここから登れるなら適用可能ですよ。

階段には手摺りがありません。
当たり前ですが、登ったら自力で降りてこないといけません;
足腰の悪い人は、登らずにその辺を散策していただくのが賢明です。

足腰の悪い人がいる場合

到着前に、境内の階段のことなどを説明し、グループ分けしておきます。

参拝者用駐車場から

1-1:小町通り方面へ進み、車のお祓い場所を過ぎたところから、
左折する小路があり、そこから境内に入れます。
もちろん、全員がここから入ってもいいのです、鳥居をくぐりませんが。
1-2:1-1の左折小路を通り過ぎ、もう少し小町通りへ向かうと、
信号のない横断歩道があるところからなら、鳥居をくぐって境内に入れます。

薔薇園駐車場から

2-1:全員一緒に北鎌倉方面へ進み、押しボタン信号の横断報道を渡る。
車お祓い場所の説明のあと、本隊は鳥居をくぐって階段を上がる。
足腰が悪い人は、車お祓い場所から少し小町通り沿いの左折する小路から
境内へ入る。出るときは、全員ここから出てもよい。
2-2:全員で小町通り方面へ進み、信号のない横断歩道を渡り、鳥居をくぐって入る。
この場所に信号機はないが、車両の通行が激しいので横断には注意。
薔薇園駐車場から全員でこのルートを進む場合、
車のお祓い場所は見られません。(たいした問題でもないと思います)

階段を登って上がった本隊

ご本殿に進む前に、おみくじ、絵馬、お守りなどを説明。

このあたりで、参拝上の注意事項をお話します。
写真撮影不可の場所があること、手摺りのない階段があること、
見晴らしがよいが場所が狭く危険なので注意すること、
他の人の邪魔にならないよう、譲り合うこと、などをご案内。

わたしは、全員一緒に動くスタンスで催行していますので、
必ず、ガイドがどこにいるか確認するようご案内しています

ご本宮前のテラス

ご本宮の楼門から先(御本宮内部)は、写真撮影禁止
ご本宮正面前のテラスから若宮大路・段葛や海岸まで見渡せますが、
皆で見ていると、警備員さんに邪魔だと注意されます。

ガイドは、注意を受けないよう、数人づつに分けてご案内。
見える景色の構成を説明。
そこから階段を降りるが、手摺りがないので要注意。

ご本宮

一礼して楼門をくぐり、静粛に、説明も静かに。

宝物殿見学は、普通は含まれませんので、
あまり奥に行かないようご案内します。
御神輿は少し見られるので説明。

階段

階段には手摺りがありません。注意してゆっくり降りるようご案内

途中に大銀杏があったが、2010年3月、台風で倒壊。
今は、再生し、親銀杏と子銀杏となって元気。
わたしは、いつからか、隠れ銀杏の話はやめました。
暗殺話は気持ち良いものではありませんし、ウケもイマイチです。
他にも、暗殺の話は好まれないので、隠れ銀杏の話はしない、
というガイドさんの話を読み、私もそうすることにしました。

樹齢800~1000年の御神木としてアピールするほうが、喜ばれます
元気だった頃の大銀杏の写真があればベストですが、
階段の途中で写真などを見せてはいけません、危険です
見せるなら、階段を降りてからにしましょう。

願い事を念じながら61+4段を登れば、願いが叶う件については、
条件が揃えば団体でもご案内可能。
でも、くれぐれも怪我のないように。

舞殿

土日祝日、結婚式に遭遇すると、必ず見学時間は延びます。
日本に来て、純日本風の結婚式に遭遇するのは、
お客様にとっては無上の喜びであり、またとないチャンスなので、
ご家族様の邪魔にならないような場所へ誘導するなどして説明します。

いつの時点で、夫婦となるのか⇒三々九度
指輪の交換⇒いつからあるのか?今はどうか
お嫁さんの衣裳について⇒日本独自の伝統的な花嫁衣裳
誰が誰なのか?⇒誰が両親なのか?留袖、江戸褄の説明など。

ず~~~っと見ていると、行程上の時間問題が生じますので、
ほどほどのところで切り上げましょう。
急ぎたい気持ちを押さえて、せいぜい10分程度ジっと付き合い、
結婚式に関する解説をすれば、OKです。

静御前の話をするには、その背景も必要となりますし、
源氏の諸々の話をしてもビミョウなため、
わたしは、一般的な舞殿の説明にとどめています。

舞殿から正面鳥居へ

源氏池と平家池については、バスの中で説明しますが、
実際には、わたしは源氏池にだけお連れします。
ここでも、大人数で盛り上がっていると邪魔だと注意されるので、
適宜、注意しながら催行。
誰かが亀を見つけたというと、動かなくなる人達がいます。


正面の三の鳥居近くの太鼓橋、松の木なども撮影スポット。
三の鳥居近辺で記念写真を撮る人が多いので、付き合います。
見学を終えたら、舞殿まで戻り、階段は登らずに、足の悪い人が通る通路2を通って駐車場へ戻る。
駐車場が薔薇園の場合、駐車場にお手洗いがありませんので、
境内の休憩所内で済ませるようご案内が必要です。

段葛

  
若宮大路の段葛を実際に歩くことは稀です。
鶴岡八幡宮から若宮大路を歩いてランチに行くことがあるにしても、
横断歩道の問題もあり、なかなかうまくは行きません。
桜の時期にバスで若宮大路を通ると、お客様は狂喜乱舞!

小町通り

 
ランチの前後などに、小町通りでフリータイムが入っている行程があります。
この付近でランチをしたあと、
鶴岡八幡宮のバス駐車場へ戻るために小町通りを通過するだけの場合でも、
お店に吸い込まれる人が出る可能性があるので、
その場合は、フリータイムではなく、
そのまま駐車場へ行って出発することをお伝えしておきます。
それでも、「ちょっとだけ!」といってお買物をしてしまう人はいます。
そのようなこともあるため、5分でも早めに進めたいわけです。

次回は、高徳院、長谷寺へ行きます。

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