ブログの活用法を記事にしました。

II-9. 【新人】通訳ガイドの動線ナビ:日光-1【アクセス:専用車・公共交通機関利用】

動線Navi

アクセス

一般的なインバウンドツアーで日光へ行く場合は、
ほとんどの場合、東京から日帰りになります。

・東京から北へ120kmなので、寒い
・にわか雨も多いので雨具も備えるとよい
・靴を脱ぐが床が冷たいので厚手のソックスをお勧め
・東照宮と大猷院では急な石段がかなりある
・訪問日の天気と気温等の情報は前日までに伝達

専用車

専用車利用なら、片道約2時間半(平日)。

東京から日光へ【往路】

東京から日光へ向かう場合(下り)の休憩場所は佐野SA
宇都宮IC経由、日光宇都宮道路の日光ICで降りると、
二社一寺訪問場所まで最短ルート。
日光ICで降りると、杉並木は通りません。
杉並木を通るかどうするかは、事前にツアー担当者に確認すること。
当日の道路事情次第で任せると言われたら、ドライバー様と相談。
もし通ることにする場合でも、35km全部は通らず、
だいたい下今市の杉並木公園あたりからで充分。
それでも、余計に時間がかかることは確定なので、
ゲストの行動パターンも考慮して慎重に決めないと、
大幅な遅延の原因になり得ます。

FITなら、杉並木公園立ち寄りは珍しくありません。
ここは、下見が難しい場所です。
特に女性1人や少人数で行くのはお勧めできませんので、
ネットで情報収集して適宜対応でも仕方ないでしょう。
ドライバー様に応援をお願いしましょう。

神橋

神橋の情報
ここは必ず、写真を撮れるよう、スローダウンを、
できるだけユックリ動いていただけるようお願いしますが、
信号の状況もありますので、無理は言わないこと。
赤信号で止まるとラッキーですね。
ここを過ぎたら、駐車場まですぐです。

これから、どのくらい歩き、いつバスに戻るか、
くれぐれも迷子にならないよう
万が一、はぐれたらどうするか再確認します。

日光から東京へ【帰路】

休憩場所は、羽生SAか蓮田SA。
平日でも、都心に近づくにつれて渋滞しますので、
蓮田SA利用のほうがオススメです。

出発時に各SAまでの時間をドライバー様に聞いておきます。
帰りは、羽生SAまで10分程度前の地点で、
お手洗い休憩が必要かどうかを聞く。
必要がなければ、蓮田で休憩にしますが、
その際、蓮田までの所要時間もお伝えし、
それで問題ないかどうかも確認すること。

羽生上りSAは、江戸のテーマパークのようになっており、
外国人が面白がるだけに、ゲストがなかなか戻って来ません
出発時刻が大幅に遅れがちになります。

バスの運行規定が厳しくなった昨今、
休憩時間が原因がホテル到着時刻が大幅に遅れますと、
ガイドの責任も問われかねません。
その一方、稀に、ゲストの状態によっては、
羽生と蓮田と両方で止まらなければならないこともあります。

理由の如何を問わず、到着時刻が大幅に遅れそうな場合は、
必ずツアー担当者に早めに連絡をして、状況説明をすること。

東京~日光間は、車窓が面白くありませんので、
日光観光の往復時間は、様々な話題展開の時間にします。

列車利用の場合

列車利用の場合、旅行社から乗車券・指定券などを受け取ります。
全員が同じ号車になっているか、
座席番号が続いているかどうか、
誰をどう座らせるかなども考えておきます。
基本、同室の人は隣同士に、など。
参考記事:32. 【新人】通訳ガイド:公共交通機関利用【長距離列車】

【日光観光に参加しない人がいた場合】
団体券なら、不乗証明を、
個札なら、払戻をしてもらいます。
使用前に限りますので、出発前に済ませないといけません。
払戻をして現金を受取る場面は、ゲストに見せたくない !!!ので、
まず全員改札から入ったら、
駅員さんに払戻があるが、ゲストをプールしてくると言ってから、
ゲストを邪魔にならない場所へ誘導して待っていてもらい、
カウンターに舞い戻って、手続きをしてもらいます。

いちど個札(団券ではなく)の払戻をしたことがありますが、
詳細はもう忘れてしまいました。
購入ではないので領収書のようなものは、基本出ません。
メモ程度でもいいので、明細は記録しておくこと。
明細書を発行してもらえるなら迷わず依頼する。
当日払戻は、手数料が引かれるので、それと受け取った金額を合せる。
払い戻された金額は、ツアーの携行金に入金となりますが、
入金にも種類があるので、各社のマニュアルに従います。

列車の時間・ダイヤ

公共交通機関利用で日光観光をする場合は、
中禅寺湖・華厳の滝と東照宮近辺のみの場合でも、
行程に拘わらず圧倒的に利用されるダイヤは:
【行き】浅草を朝9時出発のスペーシアで出発し、
東武日光到着が、11時頃
【帰り】東武日光を16時20頃に出発、
浅草到着が18時15分頃

朝9時に浅草出発なら、宿泊ホテルからの移動時間は、
ラッシュアワーなので、時間の余裕は多めに必要。
帰りも、浅草に18時15分に到着すれば、
ラッシュアワーの時間帯にぶつかります。
まっすぐホテルに戻るにしても、
途中で夕食をとってホテルに戻るにしても、
長く疲れ果てる1日となります。

中禅寺湖や華厳の滝まで行く場合は、
専用車が付くことが多いのですが、
格安ツアーでは、路線バス利用だったこともありました。
中禅寺湖・華厳の滝まで路線バスで行ったら、
帰りのバスの時間に合わせて行動することが肝心。

浅草駅出発直後【東京スカイツリーとアサヒビール】

 アサヒビール本社とフラム・ドール
 東京スカイツリーと特急スペーシア@隅田川
 押上付近を通過する特急スペーシア
東武浅草駅から列車が出発するとすぐ隅田川を渡ります。
出発すぐに、英語・中国語・ハングルと日本語の4か国語で、
東京スカイツリーのアナウンスが流れます。
英語も誰にでも分かる易しい英語ですが、
上記以外の言語のゲストには、各々の言語で通訳をします。
簡単な英語だから分かるでしょう・・と思っても、
それも分からない人も少なからずいますし、
ガイドが業務放棄したと言われないための防衛策です。
「この程度の英語くらい分かりますよ~」と言われても、
念のためにね、、、と言っておけばいいだけ。
この程度の英語は分かるから、もう通訳は要らないと言われても、
状況をよく見極めること。
「この程度の英語くらい、分かります」と言う人が何人かいれば、
本当に分からない人は、「分からない」と言いにくくなってしまいます。
それでは、通訳案内士の存在意義がなくなってしまいます。

さて、東武浅草駅を出るとすぐ隅田川を渡りますが、
東京スカイツリーのアナウンスが流れても、
その前に、同じみ、アサヒビールの建物についても触れます。
既に、都内観光で見ていても、繰り返しご案内します。
先に、アサヒビールに焦点を合わせておかないと、
すぐ見えなくなります。
スカイツリーは、その後からでも見えますから、
順番としては、アサヒビールの次に東京スカイツリー。

日光から東武浅草駅へ戻る時は、
ライトアップされた東京スカイツリーをご案内かたがた、
夢の世界から現実に戻っていただきます。
 JR日光駅:こちらを使うこともあるかもしれません。
 東武日光駅。左の緑色のひさしは明治の館カフェ。

東武日光からの移動手段

東武日光からの交通手段は:
・東武日光から専用車
・公共交通機関
・二社一寺だけの訪問で徒歩のみ

徒歩移動と言われた場合

二社一寺の訪問だけとはいえ、
東武日光駅から移動は徒歩のみと言われた時に、
旅行会社に交渉して、
世界遺産巡りバス(路線バスの1日乗車券:今は600円)を
付けてもらったことがありました。
そのツアーは、少人数の高額ツアーでした。
当然、参加者の年齢層が高いのに、
路線バスさえ付いていないとなると、ゲストは憤慨します。
あれだけの金額を払っているのに、全部歩き?
どういう話なのか?と言われるのは当然です。
しかも、雨が降る可能性だってあるわけです。

東武日光駅から神橋まで約1km、往復2km。
その分を路線バスに乗れるだけでも、
ゲストの気持ちが全然違うのです。

景色がイマイチであることは、列車利用でも変わりませんが、
公共交通機関内は静かにしていることが基本です。
浅草で指定座席についたら、地図を見せながら、
これから行く場所について簡単に説明をし、
到着時刻、降りる支度をする時刻もご案内しますが、
座席ごとに回って静かに行いましょう。

列車内では静かにしていなければならないことは常識ですが、
あまり話はできないと、事前にお伝えしておかないと、
業務放棄とか言い出す人もいますので、
当たり前のことでも、念のため一言添えましょう。

もっとも、何でも聞きたいことがあれば、
いつでも、どうぞ、と言っておきます。
必ず全員で同じ情報を共有すること

東武日光駅でのオペレーション

駅に到着したらお手洗い時間は設けましょう。
スペーシアが到着した直後のお手洗いは混みます。

ガイドは、東武日光駅改札を出て左にある観光案内所へ行き、
日光の地図をいただいてゲストに配ります。

いただく部数は、状況次第で人数分か部屋数分か決めます。
ゲストが地図をもらって喜ぶような人が多ければ、
人数分いただければいいし、
そのような資料をあげても見ない人が多いようなら、
部屋数分でいいでしょう。

路線バスの1日乗車券「世界遺産めぐりバス」のチケットも、
こちらで購入でき、時間表もいただけます。
日光市観光協会
東武バス:日光エリア
世界遺産めぐりバス

ここから路線バスを利用しなければならない場合、
ガイドは、バスの出発時刻を確認します。
もちろん、そのような時間割は事前に調べておくべきですが、
稀に、現地に行くと変更になっている場合があるからです。

そのような色々がありますので、路線バス利用の場合は、
東武日光駅に到着後20分程度後になると心得ましょう。

路線バス利用で、中禅寺湖・華厳の滝も行く場合は、
先に行って、できるだけ早めに降りて来ること。

神橋

神橋の情報
公共交通機関で行った場合、行きか帰りのどちらか、
神橋のバス停で降りて、神橋を拝見。
世界遺産めぐりバスは、日光駅から輪王寺方面へ向かう時、
神橋は通りません。
その場合は、必ず帰りに一旦、神橋で降りて、
バッチリ写真撮影ができるようにします。
神橋バス停には、日光駅行きのバスが頻繁に来ますので、
それほど心配はありません。
空きタクシーが通ることは、ほぼありませんので、
必ず時間に余裕をもって行動すること。

自己負担するから、神橋を渡りたいというゲストがいれば、
時間が許す限りにおいて対応します。
ここで、渡りたい人、渡りたくない人とに分かれたら、
渡らない人をプールする場所を決めておきます。
ガイドが付き添う場合は、
「ガイドは無料で入れますか?」などと言わずに、
二荒山神社への敬意を込めて普通にお支払いしましょう。
維持管理だけでも大変と思いますから。

二社一寺

関連サイト
世界遺産:日光の社寺
日光東照宮
二荒山神社
輪王寺
大猷院霊廟:階段の段差が非常に高いので注意

チケットの種類に注意

日光東照宮:拝観時間と料金
日光山輪王寺:拝観時間と料金
複数の種類のチケットが用意されています

東照宮:宝物館や美術館へ行くことは、極めて稀。
輪王寺:三仏堂and/or大猷院。

最もメジャーな場所だけを効率よく回ることができる
社寺共通拝観券は、現在、販売中止になっているもようです。
いずれにしても、色々な種類のチケットがありますので、
間違えないよう注意します。

駐車場

圧倒的に利用率の高い駐車場は、
日光二荒山神社本社駐車場
【Google Mapで日光二荒山神社を確認する】の枠の
一番上の行をクリックすると、
Google Mapで正確な場所が分かります。
駐車場は、ここ一択といっても過言ではありません。

日光の世界遺産は二社一寺ですが、
実際は、東照宮と二荒山だけのケースが多い。
輪王寺さんにも大型バス駐車場がありますが、
行かない場所の駐車場を使うことはありません。
東照宮にも大型バス駐車場はありますが、
東照宮の裏手になり場所が不便で普通は使いません。

二社一寺の行程

・二荒山神社駐車場で降車~バスは輪王寺へ回送
⇒二荒山神社~東照宮~輪王寺~バス
・輪王寺で降車~バスは二荒山神社駐車場へ回送
⇒輪王寺~東照宮~二荒山神社~バス
これに、大猷院が追加になることもあり

東照宮と二荒山神社だけ

・二荒山神社駐車場で降車:バスは留め置き
⇒上参道を通って東照宮~二荒山神社~バス
これに・二荒山神社駐車場で降車:バスは留め置き
⇒上参道を通って東照宮~二荒山神社~バス
これに、大猷院が追加になることもあり

スタート

多くの行程表にはまず、東照宮と書かれているはずです。
東照宮としか、書かれていない行程表すらありますが、
よほどの事情がない限り、二荒山神社へも行きますが、
とにかく、東照宮へ向かいます

一般的傾向として、バスから降りて最初の場所は、
どうしても、ジックリ見てしまう傾向があります。
日光のハイライトである東照宮を優先しています。
行程に二荒山神社が含まれていなければ「おまけで追加案内」になります;
オマケで行く場合は、手早く済ませても問題ありません。

二荒山神社本社駐車場に入ると、鳥居と楼門が見えます。
それがあるのが上新道。先に上新道を東照宮の方向へ移動。

*** *** ***
東照宮が中途半端になりましたので、次の記事に引越しました。

次は、東照宮、輪王寺、二荒山神社、大猷院、ランチ、
いろは坂、中禅寺湖・華厳の滝についてレビューします。

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