ブログの活用法を記事にしました。

II-10. 【新人】通訳ガイドの動線ナビ:日光-2【東照宮・二荒山神社・輪王寺・大猷院・いろは坂・中禅寺湖・華厳の滝】

動線Navi

東照宮

ゲストは、五重塔を見ると自動的に過剰反応し
人の話が耳に届かなくなる傾向がありますので、
その好奇心を先に満たしてあげるべく五重塔前で簡単に説明、
そこにゲストをプールさせたまま、
ガイドは窓口へ行ってチケットを入手に向かえば、
その間ゲストは存分に写真を撮りますので好都合です。
 この五重塔の拝観は東照宮とは別料金
ゲストが勝手に入らないよう、注意喚起は必須で、
入りたい人は、別料金の金額をご案内。
それでも、ちょっと人がいないスキをみて、
あるいは、明らかに皆から見られていても、
平然とやりたい放題する人がいるので、要注意です。
発覚するとガイドが怒られますし、
ガイド・スキルの低さを露呈
することになってしまいます。

東照宮では、単独チケットでも、
表門、薬師堂(本地蔵・鳴龍)、眠り猫+奥宮と複数回の提示が必要です。
ゲストには失くさないよう注意喚起します。
全員揃ったら、境内に入ります。

東照宮境内

日光東照宮境内図
こんなに素晴らしいサイトができて、いい時代です。
東照宮が最も重要な訪問場所でハイライトになります。

表門を入り、神厩舎・三猿へ曲がるあたりに「亀石」があります。
ネット情報が沢山あります;下見の際に正確な場所を確認しましょう。

亀石付近は、神厩舎近く、向かい側に三神庫があるので、
多くの団体がひしめく混雑エリアです
譲り合いは大事ですが、譲歩しすぎるとゲストから文句が出る。
絶好の場所で説明していると、
別団体のガイドからイチャモンを付けられることもあり、
そのあたりの忖度と塩梅が難しい場所です。

ここに限らず、
【あなたの説明が長くて迷惑だ!】とイチャモンを
付けてきたガイドに、唖然としたことがあります。
現場では、それほど長々とは説明していません。
少し待てば、次に進むのに残念なことです。

混雑エリアでは、各ガイドのガイディング内容がバレバレ
あちらのガイドは、こんなことまで説明していたのに、
アナタは話さないのね・・・などと言われないように
ここに限らず、重要箇所の説明は暗記しておくこと。
ただ詳しく説明するよりも、鍵はポイントとインパクト。

神厩舎では三猿だけでなく、簡単に生涯を一通りご案内します。
この僅かなひと手間で、ゲストの納得感がupします。

御水舎を過ぎ、鳥居をくぐると階段があります。

東照宮の階段は、石段が高く急勾配で手摺りがありません!
後ろが階段になっていることを忘れて、
写真撮影に夢中になると大変危険です!
このことは、出発前日までにゲストにお知らせしておきます。

陽明門と回廊

日光東照宮編纂の『陽明門を読み解く』という、
綺麗なカラー写真満載の陽明門の詳細本があります。
2020年2月に、1100円で購入しました;超オススメ!
表門(仁王門)に向かって右にあるキヨスクで買えます。

本地蔵(薬師堂)【鳴き龍】

ここは輪王寺の一部;そこまでの詳細説明は適宜。
本地蔵へは、先に寄るのがオススメ
後にするとバラけてしまう可能性があるからです。
靴を脱ぎ、自分の靴置場を忘れないよう注意喚起
あとで探し回る人がけっこういます。

建物内部に入る時に、チケットが必要
鳴き龍の効果音が実感できるよう人数制限があります。
待ち時間を利用して、説明をしておくのがベスト。
ここで、鳴き龍の仕組みを簡単に説明できれば最高。
お堂内部でも説明がありますが、事前情報があると印象が深まります。
係の方に申し出て、団体は全員一緒に入れるようお願いします
お堂に入ると、ご住職様が詳しい説明をします。
説明内容はずっと変更ありません。
全部の通訳は困難;ポイントが伝わればOKと思います。
鈴を買わせるように仕向ける営業トークには、ゲストも苦笑いです。
目標:龍が鳴くように聞こえる音を全員に感じ取ってもらうこと

御本社【国宝】【写真撮影禁止】

陽明門裏の逆さ柱、唐門、神輿舎、透塀を案内し、御本社へ入ります。
靴はできるだけ全員近場に置きましょう。
冬でなくても、春先や秋は、かなり足元が冷たいことも、
前日までにご案内しておきます。
入る時には段差が高いので注意喚起。
玄関から続く牡丹などの特徴的な彫刻を見ながら、
中の間の格天井となかに描かれた龍の絵は、狩野探幽も関ったもよう。
右手には麒麟、反対側には白沢の絵。

ここで説明が行われるようなら、全員座って数分はお付合いします
これを通訳する際には、イヤホンガイドがあることを願うばかりです。
説明があまり長くなるようなら、失礼ながら静かに立ち上がり、
近くの係の方に、どうすればいいかをお尋ねし、
できれば石の間も拝見し、静かに出てくるようにします。
その場合は、ジェスチャーでゲストを促します。

眠り猫~奥宮

眠り猫エリアへの入口改札で、チケットを提示
『眠り猫』が有名すぎて、楽しみにしている人も多いだけに、
「えっ……? どれ?…あっ…そぅ。。。」となるスポット。
ガイドが教えてあげないと、見つけることすらできません。
目の悪い人は写真を撮って拡大して解る大きさ。
ここをくぐって階段を登れば、家康のお墓がある奥宮へ行けますが、
207段の階段を昇り降りすることも、事前にお知らせすること。
行きたいゲストだけ放しても問題ありません。
一本道で迷いようがなく、必ず同じ場所に戻ってくるからです。
行かない人と、待ち合わせ場所は、眠り猫近くの空きスペース。
そこから靴を脱いで上がり、左手に少し進むとお手洗いがあります。
電話するフリして、ガイドは利用させていただきましょう;
大勢向けに開放しているわけではないようだからです。
もっとも、緊急と訴えられたらご案内します。

ガイドも奥宮まで必ず行く必要があるかどうか、担当者に確認すること。
奥宮まで行って来る時間がないこともありますので、
その場合のことまで含めて「奥宮問題」は要確認です。
ここまで終われば終了。

皆集まった状態で元来た道を戻ります。

二荒山神社

表門(仁王門)を出て階段を降りたら右へ進み、
上参道を二荒山神社の前の駐車場方向へ戻ります。
直進して楼門をくぐり、鳥居をくぐって境内へ。
基本はご本殿前の拝殿をお参りすればOK。
団体では、霊泉などへは行きません。(行程にあれば別)
下手に余計な情報を言わないこと;言えば、行きたくなるのが人情です。

ゲストは巨木が大好き:御神木4選のご紹介!
1. 大鳥居近く:縁結びの御神木:大杉がミズナラの巨木と共生
2. 拝殿に向かって左手前:三本杉:この前に絵馬がいっぱい
3. 拝殿正面の門近く:親子杉:根元が連結
4. 御本殿に向かって左:御神木(大杉)
≪ここは、ウルトラ級のパワースポットなので、みなさんには、
神聖なエネルギーがいっぱいチャージされました!≫と言って盛り上げる。

神道の説明もしやすくなります。

輪王寺

輪王寺が行程に入っているツアーは少なめです。
2019年春に平成の大修理が完了しましたので、
これから三仏堂参拝も増えるかもしれません。

駐車場

輪王寺で降車~三仏堂~東照宮~二荒山神社~大猷院~バスが回りやすい。
二荒山神社駐車場~二荒山神社~東照宮~輪王寺~バスも可。

ケチなツアーだと、二荒山神社本社駐車場にバスを置きっぱなしにし、
徒歩で輪王寺三仏堂~東照宮~二荒山神社、となることもあります。
そのようなケチなツアーでは大猷院へは行きません。

輪王寺:三仏堂【お堂内:写真撮影禁止】

輪王寺も巨大な境内を誇り複数の施設がありますが、
普通のツアーで行くのは三仏堂だけ。
東照宮の薬師堂(鳴き龍)や、大猷院も輪王寺の施設ですが、
ここでは分けて考えます。
拝観券はいろいろありますので要確認
日光二社一寺の拝観券は種類が多いので、
行く場所と値段、ツアー担当者とも詳細確認をすること。

輪王寺も拝観する場合で、二荒山神社本社駐車場発着になる場合は、
東照宮へ行く上参道を進み、五重塔まで行ったら右方向へ進んで、
先に輪王寺を拝観。
三仏堂以外も見ることは稀です。
行程に「輪王寺」とだけあったら、三仏堂だけでいいですか?などと、
ハッキリ確認をすること(ここでは薬師堂や大猷院は別にします)。

三仏堂:筆者は何年もご無沙汰しておりますので、
詳細は分からなくなりましたが、高さ7.5mの仏様に、
圧倒されるゲストの表情は忘れません。

大猷院

こちらが入るツアーは、かなり少なめ。
アクセスの石段が高く急なので、ゆっくり昇り降りすること。
張り切って勢いよく登ると、息切れするほど急ですが、
訪れたゲストはみんな大満足。
 二天門

拝殿・相の間・本殿

靴を脱いで中に入れます。
拝殿・本殿は外も金ピカ、中も金キラキン、豪華絢爛でゲストは大喜び。
人が少なく、時には係の方が説明をしてくれることもあります。
筆者は3~4回しか行っていませんが、毎度貸切状態でした。

門シリーズのご紹介
1. 仁王門:大猷院入口
2. 二天門:日光三内で最大の門
3. 夜叉門:二天門からさらに階段を登ったところ
4. 唐門:拝殿・本殿への入口:塀が続いて建物を囲む
5. 皇嘉門:家光の墓所の入口:本殿の隣

二荒山神社の鳥居から出発して戻るまで、
40分程度あれば余裕、30分でも行ってこれます。
階段が急なのでケガのないよう注意してください。

昼食

バスはどこに停められるのか、停めたままにするのか、
駐車場からの移動方法と移動時間を確認しておく。
どのみち、普通の団体は、昭和感タップリの、
昔ながらの食堂という感じの食事店に行くことになります。

モデルコース:少人数で路線バス利用

浅草9時発:東武日光駅11時頃到着
東武日光~世界遺産めぐりバスで輪王寺三仏堂~11:30頃到着
東照宮:12~12時50分
二荒山神社:13時00分~13時20分
この近くで昼食:13:30~14:10
大猷院:14:20~14:50
「大猷院・二荒山神社前」バス停:15時頃
「神橋」で下車:神橋を見学:15時15~20分(10分以内)
15時半頃:「神橋」バス停から日光駅へ向かう
遅くとも16時には、東武日光駅到着
健脚の人達ばかりなら、バスをアテにせず、
歩いてしまうほうが時間は正確に読めます。

モデルコース:団体で専用車利用

輪王寺三仏堂、大猷院は無し、昼食後に中禅寺湖・華厳の滝へ行く場合。
10:30:二荒山神社本社駐車場到着
10:50:五重塔前(ガイドは拝観券手配)
11:00~12:00:東照宮
12:10~12:30:二荒山神社
12:30~バスで昼食場所へ移動
到着次第昼食:ショボイ食事店が多い

モデルコース:中禅寺湖湖畔でランチ:団体で専用車利用

以前は、レイクサイドホテルを使うこともありましたが閉館し、
その場所にリッツカールトンができました。
団体ツアーでそこへ行くことはないと思われます。
他にも候補はありますが、予算的にご縁がなさそうです。

モデルコース:午前中に華厳の滝見学:路線バス利用

華厳の滝でバスを降りたら、まず帰りのバスの時刻を確認、
それに合わせて全てを調整しつつツアーを回す。
「華厳の滝」バス停から無料観曝台まで、ちょっと歩きます。
Google Mapで見られますので確認しましょう。
路線バス利用で午前中に華厳の滝へ行った場合は、
早めに下に降りてきて、日光三内付近でランチにするほうが確実。

午後に中禅寺湖・華厳の滝へ行く場合、
帰りは、清滝から東京へ戻ることが多いのですが、
もう一度神橋を見たいと要望があれば、通るようにします。

いろは坂

ランチの後に中禅寺湖・華厳の滝へ向かう場合は、
いろは坂にさしかかる時点で、ドライバー様から注意のアナウンスがありますが、
その時に確認するようでは遅いので、ランチ後にバス出発前に、
網棚から荷物が落ちないように確認を済ませること。


車酔いする人が出るかもしれないので、
相応の対策も、昼食後にバス出発前に済ませること。

上り:第2いろは坂:南側:20カーブ(い~ね):9.5km
下り:第1いろは坂:北側:28カーブ(な~ん):6.5km
標高差:440m
平均斜度:5.2
いろは坂の名称の由来:初期のいろは坂には48のヘアピンカーブがあったから。

通常は、馬返から約20分で上まで登れるが、紅葉の時期は1時間で済めば御の字。
2時間以上かかることもあるようです。
当然、途中にお手洗いなどはなく、車から降りることもできません。
いろは坂がそこまで渋滞しそうな時は、東北自動車道も渋滞します;
都内への戻りが大幅に遅れると、バスの追加料金も大幅に発生しますし、
ゲストやガイドの疲労困憊だけではなく、
ドライバー様の疲労は安全にも直結します。
団体行動で、渋滞が予測される時は、エージェント担当者と
よくよく事前打合せで対策を講じること。

いろは坂にさしかかったら、いろはの説明。
みんなで番号を追いながら、ヘアピンカーブを皆で楽しむ感じです。
厳しいカーブをクリアしたら、皆で拍手しますよ。
下りのときは、最後のカーブが終わったら、
盛大な拍手でドライバー様をねぎらいます
途中の明智平などは軽い説明でOK。
それよりも、どんな動物がいるのか、
それらの動物による被害はどのようなものかは説明。

中禅寺湖

中禅寺湖へ寄る行程はかなり少なめ。
行程に、中禅寺湖湖畔散策とあれば、ツアー前に、
担当者に具体的な立ち寄り場所を確認すること。
中禅寺湖沿いに少し進みながら、
旧イタリア大使館別荘、旧英国大使館別荘をご案内、
立木観音付近の駐車場にバスを停めて、
中禅寺湖湖畔を少し散策をする程度でいいようでした。
 中禅寺湖
聞かれることは、魚の種類や釣り関係、冬は湖が凍るかどうか、など。
単に地理話として男体山、女峰山の話をする分には問題ありませんが、
女峰という名前からイチゴの話とかをしてしまうと、
「食べさせろ」と真顔でねだられたりしますので要注意。

立木観音

中禅寺立木観音
 この階段をあがると立木観音
行程にあればもちろん、行程になくてもゲストが希望すれば、
立木観音参拝をすることもあります。
行程に立木観音とあっても、有料エリアまで行くか、
無料エリアだけで済ませるのかは、ケースバイケースなので、
ツアー前に必ず確認すること。

華厳の滝

華厳の滝駐車場
多くの場合は、無料の見曝台から見るだけです。
水量によって、迫力がイマイチのときは微妙。。。
華厳の滝エレベーター
エレベーターで下まで降りる行程もあります。
下までいくと通路が水で濡れており滑りやすいので注意。
団体旅行でエレベーターを利用したことは、
数えるほどしかありません。
迫力があり過ぎると、水しぶきがかかって大変。

その他のスポット

行く頻度は少ないですが、折りを見て下見をしておくと良い場所
・龍頭の滝
・田母沢御用邸記念公園
・杉並木、杉並木公園

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