ブログの活用法を記事にしました。

II-36. 【新人】通訳ガイドの動線ナビ:大阪【梅田スカイビル・大阪城・黒門市場・道頓堀・心斎橋】

動線Navi

姫路からバスで大阪へ移動

夕方に姫路を出発すれば、宝塚あたりで渋滞に巻き込まれ、
ひどいときは、全然前に進まなくなります。
旅行社が作成する時間通りには進みませんので、
10分でも、早めに姫路を出発したいところです。

姫路~大阪ならばノンストップで目的地まで行けます。
姫路~京都も、時間帯によってはノンストップで行けますが、
到着地点ですぐお手洗いに行けるとは限りませんし、
宝塚周辺の渋滞を想定すると、1回休憩を入れるほうが無難です。

宝塚北サービスエリアは、建物は立派で、
トイレも立派でデザインが凝っており、写真を撮るゲストが続出。
ゲストが満足してくれるのは大変良いことなのですが、
こういうトコロへ行ってしまうと、出発時間にはバスに戻って来ません。

日本人としては、このような立派なところへお連れしたいところですが、
時間的に厳しい場合は、ドライバー様にお願いして、
お買物などできないシンプルなサービスエリアへ行くようお願いしています。

姫路から京都へ向かう場合

姫路から京都へ向かう場合は、万博記念公園前を通過します。
宝塚を過ぎたらアナウンスを開始、ガイドも注意しておき、
できれば、ドライバー様にもご協力をお願いして、
左手の「太陽の塔」を見逃さないようアナウンスしますよ。
併せて、高速道路ではスローダウンできないので、
見逃さないように、ともお伝えします。

遠くからでも太陽の塔のてっぺんが見えたら、ご案内開始
このあたりも、バス1台チャーターしない限り、
ぶっつけ本番になりますので、予習と事前の心構えあるのみ

私は、優秀なドライバー様とたくさんご一緒できました。
素直に、土地感もないし分からないから教えていただきたい、
お客様に喜んでいただける良いツアーをしたいとご協力をお願いし、
本当に色々なことを教えていただきました。
万博記念公園と太陽の塔も、その成果のひとつです。

最近は、ドライバー様も世代交代してきており、
今度は若いドライバー様に、道順や駐車場などを教えることが増えてきました。

大阪【天下の台所】

宝塚近辺から大阪について歴史・地理・経済・産業・文化についての説明、
引続き1つめの訪問地の説明が終わったら駐車場付近、
というオペレーションができるとベスト!

今回は、梅田スカイビル、大阪城、黒門市場、道頓堀・心斎橋散策を回ります。
ツアーが関空から始まり、この行程を1日弱で回るツアーも沢山あります。
このほか、住吉大社、四天王寺、が入るツアーもあります。

車窓研究

Googleさんの航空写真やストリートビューを存分に活用させていただき、
ポイント箇所の建物は言えるようにしておきましょう。


特に、キタ地区では、大阪駅、梅田スカイビル(見学しない場合)、
中之島フェスティバルタワー、日銀大阪支店、大阪市役所、
中之島図書館、中央公会堂などは目を惹きますので、ご案内必須。
これらの建物は高速から見ることが多いので、建物名を言うだけでOK。
フェスティバルタワーについては、この大きなビルの中に、
日本屈指の、カラヤンも絶賛したコンサートホールがある、
と言ったほうが分かりやすいでしょう。
どれも、さっさと次を言わないと通り過ぎてしまいます。

梅田スカイビル

京都駅と同じ原広司氏の建築。
梅田スカイビル見学の際には、予約が必要です。
団体バスを使わないのなら予約は要らないとおもいます、たぶん。
駐車スペースが狭く、バスが4台ほどしか駐車できないので、
ツアー前打合せで、梅田スカイビルの駐車場予約確認は必須項目。
梅田スカイビル

駐車場に入るとき、ドライバー様が係員から用紙を受け取ります。
ガイドはそれを持って、空中庭園展望台見学の受付で、
その紙にハンコをもらうと、駐車場料金が1時間半まで無料になるので、
その時間内に戻るのです。(団体=10名以上)

空中展望台まで

様々な植物が生い茂るグリーンウオール前の駐車場でバスを降りたら、
緑地スペース沿いに進み、手前の建物の角から左折。
空中展望台へ行くエスカレーターで3Fまで進む。
3Fで降り、展望台Uターンの矢印に従って進んで直進、突き当りを左折。
右手に緑地帯を見ながら通路を進み突き当るとエレベーター。
これで、30階以上まで上がります。
人数が多ければグループを分け、降りた場所で全員集合。
降りた地点から、シースルー・エスカレーターに乗り、
受付のある39階まで行き、ゲストを一か所にまとめておきます。
他団体もいる場合は、混じらないように。

ガイドは窓口へ行き、忘れないうちに駐車場用紙にハンコをもらい、
チケットの手配をし、英語のパンフレットをもらいます。
チケットやパンフは係員が配ってくれることもあります。

そこから、40階に上り、さらに屋上まで行くわけですが、
ゲストが勝手に登らないようストップをかけておく
パンフレットをもらい次第、集合場所も集合時間も聞かずに、
行ってしまう人が出るので要注意!

40Fへ昇る前の伝達事項

集合時間:駐車場無料時間に鑑み、そこから駐車場へ移動して、
バスで出発するまでの時間を差し引いた時間。
【注意事項】
集合場所と集合時刻を繰り返し確認。
・集合場所は39階、その時に応じて人が少なそうな場所。
売店に行く人が多いので、売店近辺も便利。
・集合場所は39階で、バスではない!(時々行方不明が出る)
勝手にエスカレーターで降りてしまわないこと
・40階には、お手洗いがあること。

見学

40Fをひと巡りしたら屋上へ。エレベーターもあります。
風が強いので、もし何か飛ばされたらもう戻りません。
ここから見える目立つ建物が何かを聞かれます。
 TKPゲートタワービル
屋上からでも40Fからでも見える極めて珍しい建物を紹介しましょう:
建物の中を高速道路が通っている、TKPゲートタワービル
ネット検索で、いくらでも情報が出てきます。
なぜそうなったかも一応押さえておきましょう。

梅田スカイビルでランチ

空中展望台見学とランチがセットになっていることもあります。
下見の際には、B1に潮見小路というレストラン街もくまなく歩き、
どのあたりに何があるのか、だいたいの感覚を覚えましょう。
このビルでランチもする場合、駐車場料金の超過利用時間分は、
お支払いが必要になります。

梅田スカイビルの利用には予約が必要な理由は、
・空中展望台見学だけか、
・食事+空中展望台なのか、
・空中展望台+食事なのか、
・合計の滞在時間はどのくらいになるのか
以上を事前申告しておかないと、駐車場の確保ができないからです。
下見の際の動線確認
・展望台から地下レストラン街への動線
・地下レストラン街から展望台へ上がる動線と
・駐車場から展望台の動線
・駐車場から地下食堂街の色々なレストラン
・地下食堂街にある郵便局の場所
・展望台から地下まで直通エレベーター

緑地スペース

駐車場の後ろから広がる緑地帯には、
コンパクトながら多種多様な植物がありますので、
空中展望台見学後、時間に余裕があれば少しでも立ち寄れるといいですね。
時間に余裕があることなど、めったにありませんが、
ゲストが吸い込まれるように入り込んでしまうこともありますが、
少し待てば出てきます。
もしすぐに出てこないようなら、迎えに行かないと出発が遅れます。

B1のレストラン街にも庭園があり、
庭園が見える景色のレストランもあります。

梅田スカイビルから徒歩移動

梅田スカイビルまで専用車で移動し、空中庭園見学後、
徒歩で大阪駅まで徒歩移動し、駅ビルでランチの設定の場合もあります。
道路の道順の確認はもちろんのこと(シンプルなので迷いませんが)、
大阪駅については建築の特徴をご案内します。
大阪駅周辺はどんどん再開発で景色が変わっています。
機会があるごとに確認できるとイイですね。

大阪駅ビルでランチをしたあと、バスがどこに迎えに来てくれるか?
観光バスが短時間でも駐停車できる場所も確認しておきます。
そのあたりは、ドライバー様の指示に従いましょう。

大阪城

大阪城の見学には、いくつかのパターンがあります。
大阪城
大阪城公園図
大阪城公園は桜で有名ですから、桜の季節は大変混雑します
 大阪城の特徴のひとつは城壁

天守閣に入る場合

駐車場は広いので、降りた場所を覚えておくこと。
上の地図より、Google mapのほうがはるかに分かりやすいですよ。
バス駐車場から大阪城まで1キロあるので、片道15分ほど、
写真を撮りながらユックリ歩くと、もっと時間がかかるのです。
桜門から入り簡単に巨石の説明をし、
とにかく天守閣へ向かい、入場券を入手します。

注意事項

毎度のお約束、入城前に、集合時刻と集合場所を複数回確認します。
いつも混雑していますので、集合は分かりやすい場所がいいのですが、
暑い時は、直射日光を除けられ影になる場所がイイですね。

【事前にお伝えしておく重要事項】

エレベーター利用と、階段だけ利用と、列が分かれています!
間違えて「階段利用」の列に並んでしまうと大変!
エレベーター利用でも、登りのみ5階までエレベーター利用、
あとは8階まで階段利用になり、降りは全部階段で降りてきます。

病気や怪我などで足腰が大変な人については、
窓口で申し出ると、係員が付き添って特別な手配をしてくれます。
この場合、ガイドはずっと付き添わなければいけません。
高齢者や障碍者がツアーにいる場合の対応については、
事前に問い合わせ、利用方法を確認しておきましょう。

天守閣内部

まず最上階へ行き景色をみたあと、展示を見ながら降りて来ます。
写真撮影禁止のフロアがありますので、事前にお伝えすること。
たしか2Fに規模の大きなお手洗いがありますので、出発前に寄ります。
集合時間に全員揃ったらバスに戻ります。
団体ツアーでの大阪城フルコースがこのくらいです。

天守閣に入らない場合

天守閣前まで行くけれど、中には入らない行程があります。
天守前で写真を撮ったら頃合いを見計らってバスに戻ります。
これだけでも最低でも30分~40分かかります。

写真ストップのみ

ちょっとバスを停めて、お堀越しに写真を撮るだけの行程もあるのです。
とはいえ、バスはどこにでも停められるわけではありません
どんなに短時間でも、バス駐車場に入ることになりますので、
ツアー前打合せの際に、担当者と駐車場利用について確認をすること。
駐車場に入れば、ゲストも安心して降りて、写真を撮ることができます。
稀に「ちょっと写真を撮るだけだから」といって、
駐車場利用料金を設定していない担当者もいますので、要注意です。

黒門市場

黒門市場
ゲストはみんな、市場が大好き。
バスの駐車場はありませんので、堺筋のどこかで降車となります。
その時の場所次第なので、どこで降りることになるかは分かりません。
黒門市場の端っこから出発し、千日前通りに向かって進みます。

食べ歩きをする人達が沢山いるので、
洋服を汚されないよう自分で気を付けること。
市場はどこもそうですが、買うわけでもないのに、
近づいて写真ばかり撮る行動はマナー違反です。
節度を持って行動するようお願いしましょう。
(「節度」が人それぞれなのと、変身するので困ります。)

基本は直進し、横の通路は行って戻るを繰り返すと迷子が出ない。
ゲストのお国で見慣れない食材について、いろいろ聞かれます
肉を見ると「あれは神戸牛か?」とか「食べたい」とか言われます。
フグは、注目の的。
お商売の邪魔にならないよう注意しながら引率しましょう。

毎度のお約束、どこで何時に集合するか?
ここでは、出発地点には戻りません。(このヴァーチャルツアーの場合)
集合場所を確実にお伝えします。
中央通路を直進し、黒門市場の最終地点、
千日前通りに出る地点で再集合にしています。

わたしは、いつも、ガイド印が見える場所にいてくださいと言い、
自分の周りにゲストの大多数がいる状態で進んでいます。

ツアーの間は、どうしても果物が大幅に不足します。
ドサクサに紛れて途中のスーパーで果物を仕入れますので、
ガイドの買物が見えないバッグも持参します。
これは自分用の話です。
果物とはいえ、ゲストに生物をご馳走することはありません

黒門市場散策のあとは、道頓堀・心斎橋散策へと続くのが標準です。
ですから、黒門市場近くでバスを降りる前に、
これから歩く距離と時間、何時にバスに戻るのかまで、お伝えします
もちろん、雨が降りそうなら雨具も持参しますね。

道頓堀・心斎橋

黒門市場を見たら、千日前通りを少しだけなんば方面に移動し、
日本橋の交差点まで来て堺筋を北上、
道頓堀の”かに道楽”を目指します。
道頓堀商店街を歩きはじめる前にも、
ガイドはゆっくり歩くので集団のまま歩くこと、
常にガイドが見える場所にいるよう、お願いしています。

道頓堀商店街歩きはじめの時間から、えびす橋到着までの時間を計測し、
帰り道の参考にします。

非常にユニークな光景なのでゲストは写真撮影に大忙し。
混雑がひどいので、迷子が出やすい場所です。
とにかく、ガイドは迷子が出ないよう最大限の注意をします。
 道頓堀商店街
右手に、かに道楽が見えたら右折して、えびす橋に到着。
ここで、少しだけフリータイム。
フリータイムの時間は、行程と時間次第。
短ければ、写真をとる程度で10分とか15分。
 えびす橋の上から

帰路

えびす橋で再集合したら、道頓堀商店街を戻ります。
道頓堀商店街を歩き始めからえびす橋到着までかかった時間を計測しておき、
えびす橋を出発するときに、その時間を計算して、
ドライバー様にピックアップ時間を連絡します。

バス乗車

道頓堀商店街を戻り、道頓堀商店街と堺筋の角の”かに道楽”さんまで戻ると、
道頓堀川の上に橋があり、それが観光バス乗降場所になっています。
ここに、次々と観光バスが到着し、係員がバスを誘導します。
自分達のバスが見えても、停車位置は最後まで分からないので、
係員の指示に従い、落ち着いて移動します。
バスの台数が多いと、少し歩いて移動しなければならないこともあります。
ぼ~っとしてる人もいるので、最後に迷子が出ないよう誘導。

バスはかなり離れた場所に待機して、ここまで移動してきますので、
時には少し待つこともありますが、ゲストにはご理解をお願いします。
バスが到着しているのに団体がまだ着いていないとなると大問題。
乗車しても焦らずに、必ず人数確認をすること。

心斎橋散策

心斎橋筋散策(フリータイム)が入る行程もあります。
その場合は、何時にどこに集合するか、複数回確認すること。
紙に書いても間違える人も出ます。
舞い上がってしまうと、紙に書いたことすら忘れちゃう。
 心斎橋筋のえびす橋側
心斎橋散策が1時間のフリータイムの場合は、
心斎橋の簡単な地図を渡してあげると喜ばれます。
そのような地図を予め用意してくれるツアーもありますが、
なければ、ガイドからのプレゼントとしてお渡ししてもイイでしょう。
人数が多ければ、1部屋1枚でも構わないと思います。
その場合、目印になる建物やお店に担当言語の訳を添えないと、
役に立ちません。

帰路

心斎橋散策をしても、道頓堀商店街を戻って日本橋から乗車する場合もあれば、
心斎橋のアーケード街を突き抜けて長堀通りから乗車になることもありますが、
これはかなり難易度が高くなります。
こちらは、路線バスの停留所もあり、可能バスの駐停車は微妙です。
片方から出発して、フリーライムなのでガイド無しで、
出発地点に戻らず、まっすぐの道とはいえ反対側に集合で、
しかも、常にかなり混雑しているところで、
時には30人、40人のゲストを確実にまとめるだけでも大変です。
バスが到着しているのに迷子が出ていると、かなり厄介です。
上記の通り、そもそも観光バスの駐停車が微妙です。

バスのピックアップがどちらでもいいならば、
えびす橋を起点・集合地点にして、時間ロスにはなりますが、
日本橋からの乗車が固いのは確かです。

公共交通機関利用

東京都内ほどではありませんが、
部分的に公共交通機関を利用する場合もあります。
たとえば、夕食は往復地下鉄を利用する設定のこともあります。

特に、関西圏以外の方は、下見の時は、
主要な地下鉄路線にも慣れておくことも肝心。

東京都内の券売機は、必要なボタンを押してからお金を入れますが、
大阪の地下鉄は、たしか、先にお金を入れないとボタンを押せないなど、
たかが券売機でも、ちょっとした違いがあり、
わたしも最初は、ボタンの操作ができず悩まされました。

少人数だと、全面的に公共交通機関にされてしまうこともあります。
宿泊ホテルにシャトルバス・サービスがある場合は、
積極的に利用させていただきましょう。
慣れない担当者が、駅からホテルまで「徒歩」設定したりしますが、
荷物を持って10分以上歩かせるなんて、クレーム必至です。

ホテル発のシャトルバスを利用する時は、
早すぎるくらい早く行かないと、全員座ることはできません。
少人数だと全員がまとまって座席を確保できることも、
ガイドの評価の大事なポイントになるようです。

*** *** ***
関東地区からわざわざ大阪に下見に出掛ける方は、
住吉大社、四天王寺も見ておくと効率的です。

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