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【通訳案内士 2次試験対策-5】プレゼンテーション

2次試験攻略法

プレゼンテーション

すぐ、プレゼンテーションに移り、
3つのテーマと、メモ用紙を渡されます。
直感的に素早くテーマを選び、
持ち時間を最大限に利用して構想を組み立てます。

テーマは即座に決めないと、
構成を考える時間がなくなります!

私の場合は、3つすべてが想定外だったため、
困ってしまって迷いに迷い、
苦し紛れにやっとテーマを選んだあたりで、
「はじめてください」と言われ、
構想なしのぶっつけ本番になってしまいました。
それでも、

—それは何か、どういうものか。【定義】
—どのように使われているか、 【利用法・活用法】
—具体例と共に人気の理由を説明【産業との関連付け、メリット、人気など】
これらの要因が明確になるよう意識して話しました。
最後に、必ず、それをお客様に  【お薦め】します!

時間の感覚がなく、ひたすら喋り続けていたら、
途中で時間切れとなってしまいました。

想定外の内容について苦し紛れに話す場合でも、
定義、利用法/活用法、
メリットや人気、その理由、
日本の観光や産業における価値等の要素
を盛り込み
最後にはお薦めする。

当然ですが、デメリットについては、触れないこと
たとえば、夏は暑すぎるから日本人だって出掛けません。。。
などと言ったらアウトです。
実際のガイドの現場では、すべての要因を
頭に入れて行動すべきですが、この試験は、
日本をアピールして訪日旅行増加に寄与する
ためのものです。

もしも、質疑応答で、デメリットについて聞かれた場合は、
それはフェイントであり、罠と考えるのが妥当です:
すかさず、
「そういうこともあるかもしれませんが、
カクカクシカジカの理由で、このような
楽しい(有益な・歴史的に意義深い・技術的に優れた)面があります。
わたしは、ぜひ、そのことをお客様にお伝えしたいのです。」
と返さないと、点数になりません。
2次試験では、デメリットは、
必ずメリットに変換して答えること!

必ず、各テーマやトピックの
利点/楽しさ/意義深/歴史などをアピールすること。

想定外のテーマに当たってしまった場合、
屁理屈でも作り話でもいいので、とにかく話し続ける。
作り話にも限度はありますが、
「話す試験」で黙りこんだら、その瞬間にアウト確定です。

なお、
1分経過時点での合図はありませんでした。
苦し紛れに話し続けていましたので、
「まだ1分たたない、ずいぶん長い、
もしかして1分目の合図は無しかな……」
と思っていたら「はい終了です」と言われ、
かなりマヌケな状態のまま、Thank you すら言う間もなく、
質疑応答に突入してしまいました。

プレゼンテーションの対策

1. 自分でテーマごとに原稿を作成する。

手抜きで効率的な原稿の作成方法は、後述します。

その原稿を何度も声に出して読み上げて暗記するよう心掛ける。
原稿は、200ワード前後、1分45秒前後で話す程度がベスト。

2. 原稿無し、トピックを見ただけで話し始める練習

トピックを見ただけで、話し始める練習の場合は、
1分半
がお薦め。
原稿があればスラスラ読めますが、
トピックを見ただけで話し始める場合、
考えたり、言い淀んだ直したりして、
余計な時間がかかるからです。

時間感覚を体に覚えさせること。
まず、1分。次に、1分30秒。

想定外のテーマでも、「カテゴリー分野」を瞬時に分類し、
類似カテゴリーの枠組みに倣い、
【定義、用法/活用法、メリットや人気、その理由、
日本の観光や産業における価値など】の要素を入れ、
モデル表現の単語や表現を入れ替えて、
再利用しながら話を展開します。

質疑応答

質問には、Yes/Noや、結論を先に答え、
そのあとに、理由を述べる。

教則本を繰り返し音読し、教則本のモデル表現をベースに
単語を入替えて色々なことを言えるように練習する
これにより、正しい文法でヴァリエーションが広がります。

文法的に正しい表現を使うことは当たり前ですが、
口述試験対策では、細部にこだわっていると
勉強時間がどんどん逃げてしまいます。

きわめて限られた時間での対策ですから、
モデル表現を最大限有効に活用しつつ、
自分で知っている語彙力と表現力を中心に抑えること。
知らない単語は、思い切って諦める。
知らない単語1つを覚える時間があったら、
モデル表現の音読を5回増やすべき。

知らない単語が出てきた時に備え、
上手なお茶の濁し方も身につけること。

その他の注意事項

個人的な意見や行動について聞かれた場合、
正直に答えてはいけないこともあります。

この試験では、あくまでも
「通訳ガイドとして演技」することが必要
です。

たとえば、「あなたは、日本酒が好きですか?」と聞かれて、
「嫌い」と言ったら、速攻アウトですよ。
なぜならば、あなた個人が本当に日本酒を好きか
どうかを聞いているのではなく、
お客様に、日本酒のことを、
どのように上手く説明するかを試しているからです。

たとえば、「日曜日は何をしていますか?」と聞かれて、
バカ正直に「ゴロゴロ寝てます」と言うようでは、
完全にアウトです。
実生活のことを聞いているのではありません!
健康維持のためのウオーキング、
美術館や博物館で審美眼を養う、
自分の担当外国語の学習、
お客様の国の情報調査、
ガイディングの資料作成など、
日頃からレベルの高いガイディングができるよう研鑽している、
というアピールするのが、適切な対応ですよ。

新ネタを入れる!

鉄板的な通訳案内士試験のトピックを選べる場合でも、
流行語、時事ネタ、先端技術関連の用語や表現などを、
混ぜ込むことをお薦めします。
きわめて古典的な問題でも、現代や将来に結び付けるなど、
単語1つでいいので、それで独自性が出ます。
ただの暗記ではなく、常に新しい情報を仕入れ、
建設的な話題展開ができることをアピールするのです。
プレゼン問題は、独自性、独創性などの視点からも、
上手くアピールできれば、得点につなげることができます。
通訳問題は、通訳の正確性が肝心ですから、そうはいきません。
ぜひ、プレゼン問題では1点でも多く積み上げること、
午後には疲れ果ててる審査員の目を覚まさせるくらいの
面白いプレゼンを展開してください。

次回は、通訳問題とメモ取りについて、お話します。
【通訳案内士 2次試験対策-6】通訳問題とメモ取り方法

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