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本ブログの構成と利用法

ごあいさつ

通訳ガイドのデビュー用Navigation

ガイディング内容に関しては、 多くの優れた書籍が出版されていますが、 最も肝心なオペレーションや動線に 関する情報は、みかけません。 筆者が知らないだけでしたら、ご容赦ください。 通訳案内士試験の合格発表後、 複数の通訳ガイド団体が新人研修を開催しますが、 条件や日程が限られるため、参加できない人も多く、 限られた時間では把握しきないことも沢山あります。 デビューを控えた新人ガイドさんたちに、 オペレーションや動線をお伝えしてきました。 「下見に行く前に知りたかった!」 と言われると嬉しいものです。 そこで、基本的なオペレーションと動線について、 主な訪問地情報をまとめようと考えました。 通訳案内士の最重要スキルは、 オペレーションと動線;全言語共通です。 これができないと、ガイディングどころではなく、 行程通りに催行できないと契約違反になり、 その会社からは、お仕事は来なくなります。

プロとしての稼働準備

2020年、新型コロナ感染拡大により、 観光業界は壊滅的な打撃を受けましたが、 通訳案内士試験受験者数は、前年比13%減でした。 2021年度の合格者が発表されましたが、 依然として、日本政府は鎖国を続行。 2022年秋、僅かばかり復活いたしましたが、 本格的なシーズンは、春、桜の季節です! 2023年春、インバウンドは、徐々に回復しましたが、 2019年水準にまでは戻っていませんが、 たくさんの新人がデビューを果たし、 2024年は、ほぼ通常に戻りました。 インバウンドが動く時は、急激に動きます。 実際にお仕事をする時になって、 分からないことを先輩に聞こうと思っても、 特に、春シーズンは、みんな忙しすぎて、 情報をお伝えできる時間的余裕は、ありません。 急にオファーを受けて、引き受けるかどうかを、 悠長に検討する余裕は、ありません。 あなたが受けないなら、 そのお仕事は別な人に行くだけです。
オファーを受けるか否かの判断は、超重要事項; 第1のスキルといっても過言ではありません。

業務依頼への対応

待ちに待ったオファーをいただいて嬉しくなり、 やみくもにお引き受けすると、 馬鹿を見ることもあります; 実現不可能な行程を組んで、 弾丸ツアーを続ける旅行社があるからです。 一度でも、リスク満載の業務を経験したガイドは、 危ない業務を嗅ぎ分けられるようになり、 危険を察知したら、その類の業務は受けませんし、 危ない旅行会社からは距離を置きます。 経験者が引き受けない業務の標的は、新人です! 新人は、業務依頼を待ち焦がれていますから、 「せっかくのチャンス」を逃すまいと、 多少無理しても引受けることを知っているからです。 筆者も、新人の頃、変な業務に引っかかりました。 あり得ない行程を組むツアーが存在するなど、 新人は、知る由もありません。 たまたま、本当に運がよくて、 契約違反にならずに済みましたが、 基本的には完全アウトな案件でした。 その会社の業務は、もうお引き受けしていません。 記載行程全部を消化しなければ契約違反⇒クレーム 背筋の凍る思いをしました。 痛い目に遭わないと分からないものですが、 このブログを読む皆様は、充分注意されて、 そのような嫌な目に遭わないようご注意ください。

業務受注の判断

業務を引き受けるかどうかを判断するには、 提示されたツアー行程を見て、 各訪問地のオペレーションを思い浮かべ、 見学・移動の時間をシミュレーションし、 それが合理的な行程かどうか、 実際に”回せるか”どうかを判断してできるだけ早い適切な判断が必要です。 このことは、新人もベテランも同じです。
予定通り全行程を催行できなければ契約違反。 たとえそれが、実現不可能な行程が原因でも、 それを了解のうえ受けたと解釈されるので、 結果的にはガイドに対するクレームになります。 残念ながら、オファーされる業務は、 必ずしも適正なものばかりとは限らないのです。 ブラック案件もあるということです。 危ない!と判断したら、やめる。 これも、新人に限りません
各訪問地について、 何にどれだけ時間がかかるか、 どこの何が面倒で、どう間違えやすいか、 移動時間はどのくらいか、 曜日と時間による渋滞の状況、 雨天の場合などの天候による状況、 特殊事情や注意事項などを考慮したうえで、 行程表を総合的にシミュレーションし、 実現可能かどうかを見極めることで、 怪しい案件を回避し、 適正な業務をお引き受けできるよう、 オペレーションと動線についてお伝えします
通訳ガイドは、中堅クラスになると、 4~5月のツアーについては、 1年前からアサインいただきますので、 予定が立ちやすいお仕事です。 新人のうちは、簡単にはお仕事は入りませんが、 繁忙期は、ベテランはロングツアーに出てしまい、 空いていませんから、 FIT案件は、新人の出番となることが多くなります。 「突然」「予期せぬ所から」お声がかかるとき、 業務スタンバイOKかどうか、 それがすべてです。

ガイディング原稿とアンチョコ

難関試験の1つ、全国通訳案内士試験に合格し、 めでたく登録証を手にされ、 ホッと一息ついているであろう皆様に、 追い打ちをかけるようで氣が引けますが、 業務前にするべき準備は山ほどあり、 新人なら1年あっても足りないほどです。 ガイディング原稿の作成には、 膨大な時間がかかります。 ゴールデンルートに関してだけでも、 本を1冊執筆する程度の労力がかかります。 様々な書籍を読み、検索を繰り返し、 情報を取捨選択して、 自分流に編集する必要がありますが、 最初から完璧を目指すと、 いつまでたっても完成しません! 参考記事:5. 【新人】通訳ガイド:ガイディングお薦め参考書【厳選11冊】
まずは、有名観光地、 ゴールデンルートの訪問先について、 必要最低限をスムーズにガイディング できるよう準備しましょう。
一般的な団体ツアーでは、それほど詳しい説明は 必要ありません。 そこまで詳しく説明する時間がないからです。 最近は、日本ヲタクも増えていますし、 事前に予習して来日するゲストも多いので、 知識は一つでも多いに越したことはありません; ≪松・竹・梅≫の3段階のレベル設定をするなら、 ≪梅≫コースのガイディングは、 必ずできるようにすること。 筆者は、≪松コース≫、フルコースの説明を 展開したことは、ほとんどありません。 但し、目的地まで専用車で移動時間が長い時は、 基本、フルコースの説明を展開します。 現地では、添乗業務優先になってしまうからです。 歴史・風土・文化・習慣をはじめとする 日本の様々なことについて、 易しい言葉で分かり易く説明することが肝心。 英語はとバスに乗ると、とても参考になります。 英語はとバスのお客様は、 英語圏の人ばかりではないため、 非英語圏の人にもわかる易しい英語で、 有益な情報をたくさん解説され、脱帽します。 ガイディングの準備は、 ご自身で頑張っていただくほかありません。

オペレーション

インバウンドの団体旅行では、 決められた時間内に全行程を消化することが大前提です。 順番は変わってもいいのですが、 必ず、旅行社の担当者の許可を得ること。 渋滞や不測の事態には臨機応変に対応しますが、 旅行社の担当者へは、早急に連絡すること。 昨今は、バスの時間制限も厳しくなり、 時間が延長となった場合、 超過料金だけで済む問題ではなくなりました。 時間管理は、団体旅行の最重要課題です。 それができないとクレームになり、 干されてしまいますよ。 スムーズな添乗オペレーションに必要な 準備内容を記載しました。 新人ガイド業務マニュアルとして ご活用いいただけるよう、 仮想行程をツアーで辿りながら、 オペレーションの要点を記載しました。
  • アサインの受け方
  • 決断時の注意事項
  • ツアーまでの準備
  • オペレーションスキル(ツアーの回し方)
  • 各見学場所の動線と注意事項、お役立ち情報
  • 筆者の体験:関連の失敗例と注意事項のいくつか
記事の構成と内容については、 サイトマップをご参照ください。 動線編については、地方ごとに、 カテゴリー区分を設けましたが、 オペレーション編は、一続きにしました。

動線NAVI

新人研修に参加できない方も、 このブログを使えば、 予定に合わせて自習できます。
仮想ツアー行程を巡りながら、 ツアー前準備、基本的なオペレーション、 動線や注意点について解説します。 前後が続くように関連付けてはいますが、 好きな場所に飛んでも全く問題ありません。 下見の前、研修の前後、実際の業務の前などに、 参考にしていただければ嬉しいかぎりです。

下見

業務前の下見は必須です。 自分も知らない場所に、 ゲストをお連れすることはできません。 下見をしたにも関わらず、 実際の業務では戸惑うことも多々あります。 いくら≪ガイド目線≫で下見せよと言われても、 初めは、ガイド目線とは何かが分かりません。 「ガイド目線」が理解できればシメたもの。 新人研修に参加しても、 時間に追われて歩くのが精一杯で、 色々な確認をする余裕はないため、 下見をしたことにはなりません; 実際に参加してみれば、お分かりいただけます。 新人は、下見に相当の投資が必要になりますが、 まずは、居住地付近から固めることです。 新人ガイドの最初の業務の多くは、FITです。 京都在住のガイドが、 都内1日観光を依頼されることはありませんし、 その逆もまた然りです。 団体旅行の引率業務を想定して、 下見を効率的にできるよう、 本ブログでナビゲーションします。 お出かけ前の自習・予習・訓練にご活用ください。

イケナイけれどぶっつけ本番

下見は必須ですが、あまりにも遠く不便な場所や、 急なアサインで知らない場所が入っていると、 【ぶっつけ本番】になってしまうこともあります。 最大限避けるべきこととはいえ、正直なところ、 たいていは、身に覚えがあると思いますよ~。 恐怖の【ぶっつけ本番】でも、 ガイドが初めて来たことは、 絶対に悟られてはいけません!!! ぶっつけ本番で立ち向かうためには、 それなりの準備が必要です。 現在は、様々なネット情報と、 我々の強い見方Google Mapがあり、 とても有り難いことですが、 マイナーな場所は、 Google Mapのストリートビューに 出てきません(とほほ……)。 それでも、苦し紛れの【ぶっつけ本番💦】も 応援したい、それも、 このブログの目的のひとつでもあります。 ぶっつけ本番は、究極の選択。 できる限り回避すべし! (でも、あるんですよね・・・)

おねがい

著作権の関係により、パンフレット、 地図などは一切掲載いたしません。 公式サイトがある場合は、URLリンクを貼ります。 それ以外のリサーチは、ご自身でお願いします。 そもそも、通訳案内士として稼働するつもりなら、 その程度の材料は、ご自身でご用意のうえで、 本ブログ記事を存分にご活用いただけるよう、 お願いいたします。 書き忘れやミスもあるかもしれません。 ご意見、お氣付きの点などございましたら、 お問い合わせ欄から、お気兼ねなくご連絡ください。

新人通訳ガイドの皆様へ期待を込めて

来日ゲストが新人ガイドに当たってガッカリ・・・ という事態にならないよう、 最大限の努力をお願いいたします。 そのような事態が発生しますと、 日本のインバウンド業界全体の損害となり、 日本の国益を損なうことにもなります。 これまでの経験や情報をお伝えいたしますので、 新人通訳ガイドの皆様におかれましては、 少しでもスムーズに初業務をこなしていただき、 仲間として一緒にお仕事ができる日を、 心から楽しみにしています。 このようなことをお話するのもアレですが、 同一業務同一賃金が基本ですから、 新人といえども、ミスをされると、 業界全体に迷惑がかかることを 肝に銘じてください 新人通訳ガイドの記念すべき初仕事、 経験豊かなプロとして振る舞えるよう、 全力で応援いたします。 この春からインバウンドが復活しますので、 現場に出かけた時に、見易いよう、 各記事を、スマホ・レイアウトに、 少しづつ変更していきます。 (2023年2月上旬現在)

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